虫歯が見当たらないのに冷たいものがしみたり、歯ブラシが当たるとピリッと痛かったりすることはありますか?
そのような症状がある場合「知覚過敏」の可能性があります。
知覚過敏の症状で特徴的なのは、「キーン」という鋭い痛みであり、さらにその痛みは一過性で、冷たい水や摩擦などの外来刺激によって誘発されるということです。
また、知覚過敏の場合は高頻度で楔状欠損が見られることも特徴の一つです。

↑このように歯が削れているのが楔状欠損と言います!
知覚過敏の主な原因としてブラッシングのやり方に問題があることや
歯周病や歯肉炎が原因なこと、歯ぎしりや噛み合わせが原因なこと、
また歯科治療が原因(特に歯石取り)、実は知覚過敏ではなく虫歯という点が挙げられます。
知覚過敏が疑われる場合には以下の点を気を付けましょう!
・まずは、正しいプラークコントロール(歯磨き等)を行う。
・ブラッシングの際に、知覚過敏用の歯磨き粉(シュミテクトなど)を使用する。
・上記の方法を1週間程度行っても症状が変わらない場合は、歯科医院を受診して診察を受ける。
もし知覚過敏だった場合は、しばらく我慢をしていると歯の中にある細胞が外部からの
刺激を防ぐ壁を作ることで痛みが治まる場合もありますが、
必ずそうなるというわけではなく、そもそも虫歯が原因だった場合は
どんどん虫歯が進行してしまう恐れがありますので、
できるだけ早めに歯科医院を受診して検査をしてもらいましょう(^^)